桜はいいですねぇ☆
四月某日、穏やかな陽光が町に降り注ぐ小春日和のその日、心身の健康と平静を保つ為に私は山を登っていたのだ。
登っていたと言ったら登っていたのだ。
ちなみに『小春日和』というのは本来は晩秋から初冬にかけて使われる冬の季語なのだが、そんなことはどうでもよい。
思い返せば私は中学の頃は全く異性に関心が無く、ただただテレビゲームに夢中だったのだ。
『性の六年間』と言っても過言ではない中学、高校のうち半分を無駄にしてきた私に死角は無かった。
冬の季語を四月に使う事など、どうという事はない。
何ならこれからは『小春日和』という言葉は春先に使うものにしてしまおう。
うん。そうしようじゃないか。
今決めた。
たった今私がそう決めた。決めたったら決めた。
最近は質の悪いウイルスが世界中で猛威を振るっている。
海外の国々はほとんど誰も出歩いていないという異様な光景なのにもかかわらず、日本は全く暢気なものだと少し心配になる。
私の人差し指と中指を力強く握るその小さな手は生命力に溢れ、そして私に向けるその天真爛漫で純粋無垢な笑顔は希望に溢れている。
我々大人がこの笑顔を絶やすわけにはいかんのだ。いかんと言ったらいかんのだ。
なんてことをおぼろげに考えながら登っていると目的地に着きましたよ皆さん。
今年も綺麗な桜が咲き乱れてますねぇ。
素晴らしい。
咲くときは派手に、散るときはあっけない。
桜のそんな潔さに心を惹かれますね。
今年は見るだけ。
が、しかし来年こそは盛大に花見をしようじゃありませんか皆さん。
はっはっは。
てことでYouTubeに花見動画アップしてます笑
是非ぜひZEHI☆